NFTによってデジタルコンテンツなどを販売できるようになったことにより、クリエイターに対して大きなチャンスが広がったと言われています。事実、有効活用することでチャンスが拡大する一方で、少なからずデメリットがあるのも事実です。
では、実際にNFTを販売することによるメリットとデメリットには、どのようなものがあるのでしょうか?
この記事では、NFTの販売方法も含めてメリットとデメリットについて詳しく解説します。
NFTはどうやって販売できる?
NFTを利用して各種コンテンツを販売する方法は、実際には利用するマーケットプレイスによって異なります。
ただ、大きな流れとしては以下のような流れで販売可能です。
- NFT化するものを決定
- マーケットプレイスにNFTを登録
- 価格や販売方法を決定
- 出品する
出品するまでの各方法について、詳しく解説していきます。
NFT化するものを決める
まずはじめに、自分自身でどのようなものをNFT化して販売したいのかを明確にします。
主に、NFTによって販売できるコンテンツとしては、以下のようなものが該当します。
- アート作品
- 動画作品
- ゲーム内コンテンツ
あくまでも一例であって、他にも多くのデジタルコンテンツを出品できるのが、NFTの魅力です。
また、自分だけでなく他人の製作物の中からNFTとして出品したいものを選ぶこともできます。NFTでは二次販売も容易であるために、再販売も容易です。
もちろん、著作権を侵害するような出品はできませんので二次販売ではなく二次使用するという際には注意してください。
マーケットプレイスにNFTを登録する
NFTによって販売したいコンテンツが決定したら、販売する場所となるマーケットプレイスに登録します。
マーケットプレイスは、どこも同じサービスを提供しているわけではありません。
マーケットプレイスによって特定のジャンルに強い場合があり、基本的には自分の作品と同様のジャンルが多いところに出品するのがベターです。
日本向けのサービスを提供しているマーケットプレイスが増えていますが、中には日本語対応しておらず購入者側としてはその時点で断念するというケースも多く見られます。
よって、日本人をターゲットにして販売したい場合は日本語情報が豊富なマーケットプレイスを選択すべきです。
他にも、マーケットプレイスによって販売手数料が大きく異なるために、より手数料が低いマーケットプレイスを選ぶとよいでしょう。
価格や販売方法を決める
販売場所を決定したら、出品価格を決定しましょう。
どんなに魅力的なコンテンツであっても、適正価格でなければせっかく売れても利益が減少したり高すぎて売れないというケースもあるのです。
まずは、マーケットプレイスでどの程度で購入されているのかをリサーチして、適正価格を設定してください。
また、マーケットプレイスでは主に下記3つがあります。
- 定額販売
- イングリッシュオークション
- ダッチオークション
定額販売とは、その名の通り自分自身で定価を決定して販売する方法です。
イングリッシュオークションとは、出品額を決定してその後に欲しい方がいれば入札が入り、最終的には最も高い金額で入札した方に販売する方法です。人気があるコンテンツであれば、高額販売することもできる方法といえます。
一方で、ダッチオークションとは出品額を決定して、その後入札が入ると価格が下がっていく方式です。
市場価格が読めないようなコンテンツを出品したい場合に、有効的な販売方法といえます。
以上3つの方法から、最適な方法を選択してマーケットプレイスで出品してください。
出品する
販売方法まで決定したら、あとはマーケットプレイス内で出品手続きを完了させます。
出品することで、多くの方に自分のコンテンツがどのようなものであるのかを周知できるという利点があります。
また、当然のことながら購入されると販売額を受け取ることが可能です。
NFTを販売するメリット
NFTを販売することによって、さまざまなメリットをもたらしてくれます。
主なメリットについては、以下のような点が挙げられます。
収益が得られる
単純に、作品を販売することで売却益を得ることが可能です。
すべてが出品者に支払われるわけではなく、マーケットプレイス側で発生する手数料が引かれた額が出品者に支払われるのです。
よって、少しでも手数料が低いマーケットプレイスを利用することをおすすめします。
また、作品を購入した人が第三者に売却することによって、製作者も収益を得られる二次販売の仕組みがある点も魅力的です。
魅力的なコンテンツを作り上げることができれば、知らずうちに二次販売によって継続的な利益が得られるチャンスがあります。
アーティストとして知名度が上がる
デジタルアート業界は、近年注目され始めている分野です。
日本においても、せきぐちあいみさんが2021年3月に出品したNFTアート作品が、なんと約1300万円で落札されたのです。
まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで頭角を現しています。
せきぐちあいみさんは、2016年からVRアートを本格的に志して、VRによる3Dアート制作やライブペイントのパフォーマンスを継続して行っていました。
その結果として、非常に注目されるコンテンツを作り出し、大きな利益を生み出したのです。
このように、NFTの出品を通じて作品及びアーティストとしての知名度が上がる可能性も十分に考えられます。
世界中に作品を売ることができる
マーケットプレイスは、日本よりも海外の方が活発に取引されています。
むしろ、日本に主軸を置いたマーケットプレイスは皆無であり、ワールドワイドなマーケットを持つサービスが大半です。
よって、海外のマーケットプレイスを利用することによって、日本国内に限らず海外の人に対しても作品を売ることができます。
日本ではあまり注目されなくても、海外で脚光を浴びる可能性もありますし、単純に世界市場で多くの方に販売できるという点が魅力的です。
NFTを販売するデメリット
NFTを販売することによって、デメリットも少なからず存在します。
デメリットを正しく理解して、NFTによる販売可否を判断することが重要です。
主なデメリットとして、以下のような点が挙げられます。
二次利用される可能性がある
NFTでは、二次販売できる点がメリットと解説しました。ただ、二次販売ではなく二次利用される可能性がある点がデメリットとなる可能性があるのです。
例えば、自身が公開したコンテンツから、動画データや音声データのみを抜き取って二次利用される場合があります。
もし二次利用されても、出品者側に対して利益が支払われることはありません。
また、NFTに関する著作権の整備が不完全であるという問題点があります。
リアルな絵画などのアートの場合、著作権法などによって保護される一方で、デジタルアートに対しての著作権はグレーな部分が多いため、容易に二次利用されているのです。
日本語情報が少ない
NFT自体の歴史がまだ浅く、マーケットプレイス自体も数が少ない状況です。
現時点では、日本語対応のマーケットプレイスの数が少ないという問題があり、何らかのトラブルが起きた際に英語で対応せざるを得ない可能性があります。
また、出品時も細かな設定などで困ることがあっても、日本語サポートを受けることができずに出品できないというケースも想定されます。
想定していた価格で売れない可能性がある
NFTは、市場の需要によって落札額が変動するという特徴があります。
出品時には、事前に市場調査をして価格設定する必要がありますが、どの価格をベンチマークとして設定するのかが難しいものです。
ダッチオークションなど、どれだけの価値があるかを把握できていないコンテンツを出品するのに向いた半梅雨方法もありますが、自分の作品を完成させるまで作業量に見合わない価格で作品が落札される可能性もあるので要注意です。
まとめ
NFTによってデジタルコンテンツなどを販売する場合、マーケットプレイスによってはワールドワイドに自分のコンテンツを販売することができます。
これによって、多くのチャンスが広がり、また知名度を上げることも可能です。
日本語情報が少なかったり、二次利用されるなどのリスクもありますが、今後もさらに市場規模が拡大する可能性が高いだけに、積極的に利用していきたいですね。