分子栄養学では「個人にあった容量の栄養で細胞を元気にする」ことで健康増進を目指しています。
栄養を摂るためには食事は必須。
まずは朝、昼、晩と3食きっちり食べましょう。
じゃあ何を食べたらいいの?というと、この3つ。
- 主食=ごはん(糖質)
- メイン=肉や魚(タンパク質)
- 副菜=野菜(ビタミン・ミネラル)
量はざっくり手のひらに乗るくらいの量を目安にします。
もう少し細かく見てみましょう。
主食=炭水化物(糖質)
主食である「ごはん(糖質)」は体にとって、もっともはやくエネルギーに変わるものです。
「糖質=太る」というイメージが強くて糖質制限をされている方も多いかもしれませんが、
糖質の供給がなくなると体は筋肉を分解して糖を新しく作り始めます。
筋肉が落ちると糖を貯めこむ能力が下がり、体は低血糖状態になります。
一般的には高血糖は糖尿病などになるから危険とされてるので気にしてる方も多いかもしれません。では低血糖はどうでしょう?
低血糖のなると、頭がぼーっとしたり、頭痛、めまい、ふらつき、立ち眩み、イライラ…などなどいろいろな不調を引き起こします。
結構あてはまりませんか?
私も糖質制限をしていたことがありましたが、なんとなくヤル気が出ず、常に頭痛で鎮痛剤が手放せず、夕方にはイライラして不機嫌…家族にはいい迷惑でした(笑)。
てなわけで糖質は必ず摂ってもらいたいのですが、糖質なら何でもOKというわけでもありません。
オススメは「白米」です。消化・吸収に優れ、体のエネルギー源としてとても優秀です。
よく噛むことで唾液に含まれるアミラーゼという消化酵素によって吸収がされやすくなります。
胃腸の負担を和らげるためにも、しっかり噛んで食べましょう。
ちなみに玄米はどうでしょう?
食物繊維が多く、栄養価も高いので健康食品として有名ですが、人によっては過剰な食物繊維で調子を悪くする人もいます。自分に合ってるかどうかの見極めが必要です。
かくいう私も玄米食をしていた時期がありましたが、毎食お腹を壊して下痢をしてしまい、栄養を吸収するどころか排出しまくっていました(^^;
私には白米に雑穀や押し麦を入れて食べる方が体に合っているようです。これも個人差を大切にする分子栄養学の考え方です。
他の主食としてパンや麺類がありますね。
これらの原料は小麦です。小麦に含まれるグルテンは消化しにくいタンパク質になります。
簡単に食べられるのにお腹の中ではなかなか消化できず、未消化のまま腸内に進み腸粘膜を傷つけます。
また血糖値の急上昇を招きやすかったり、未消化のグルテンが頭をぼーっとさせる作用があったり、と、食べるのに注意が必要な食品となります。
やはり日本人には「白米」が一番体に合うんだなーと思いますが、その他の主食がダメというわけではありません。
パンや麺類を食べたら次はごはん食にしよう、消化酵素を飲んで未消化にならないようにしよう、という風に上手に選べるようになりましょう。