銀行、証券、カードの金融業界、製造業ではまだまだCOBOL言語が使われています。
そんな開発ツールで以下があります。
特長・稼働環境<Windows版>
【Micro Focus Visual COBOL】
製品概要特長・稼働環境(Windows版)特長・稼働環境(Linux/UNIX版)
特長
- 最先端のCOBOLコンパイラー
- 最新の開発環境
- JVM COBOL
- 高機能 COBOL エディター
- 大規模プロジェクト対応
- COBOL 専用デバッガーによるテスト効率の向上
- フロー分析機能による COBOL 資産の可視化
- 強力なデータベースプログラミング機能
- 開発プロセスのモダナイズ
- Direct COBOL Web サービス
- Net Express からのマイグレーション機能
最先端のCOBOLコンパイラー
- 64bit ネイティブコードと .NET Framework 4.x対応の 64bit マネージドコード、検証可能コードをフルサポート、64bit 環境では 64bit/32bit、32bit 環境では 32bitアプリケーションの開発が可能
- 国際標準 COBOL2002 規格の主要機能をサポート オブジェクト指向機能 / 翻訳指令 / 利用者定義データ型 / 利用者定義関数 / 再帰呼び出し / 局所場所節 / ブール演算子 / 自由形式のソースプログラムや登録集原文 / テーブルソート / ファイル共有・排他 / 31桁数字項目 / EXIT PERFORM 文 / PIC 1 ビットデータ項目
- 旧 COBOL85 規格(組み込み関数も含む)上位水準にも準拠
- JVM、.NET アプリケーション記述のための拡張されたオブジェクト指向構文 TRY/CATCH による例外捕捉 / 手続き部中の局所変数宣言 / インターフェイス、デリゲート、列挙型、ValueType、Operator の定義 / アクセシビリティ記述 PRIVATE・PUBLIC・PROTECTED・INTERNAL・PROTECTED INTERNAL / パーシャルクラス、ジェネリッククラスをCOBOL 構文でサポート / オブジェクト名のインライン記述(引用符で 括らない参照) / Java, C# 等との差分を吸収する拡張構文(ATTACH 文、DETACH 文、RESET collection 文等)
- グローバルアプリケーションのためのUNICODEサポート
- メインフレームCOBOL方言との互換性 OS/VS COBOL、DOS/VS COBOL、VS COBOL II 拡張構文 / Enterprise COBOL、COBOL/370 拡張構文 / 日立・富士通方言の COPY 文法
- 従来の Micro Focus COBOL 方言との互換性
- ACUCOBOL 方言との互換性 環境変数アクセス構文 / 画面節の追加構文 / C $ライブラリルーチン / Vision ファイルシステム
- 既存資産のリホストを容易にするさまざまな独自拡張構文をサポート
- スタンドアロン PC からエンタープライズサーバーに至るまでのスケーラビリティを実現
- コンパイラー指令確定機能 SQL指令のないEXEC SQL構文 / 上書き指令の確認、リセット
最新の開発環境
COBOL IDEとしてMicrosoft Visual Studioを利用

以下のような多くのCOBOL テンプレートを提供
- .NET Core 3.1 向けのマネージCOBOL テンプレート
コンソールアプリケーション / クラスライブラリ - .NET Framework 4.x 向けのマネージCOBOL テンプレートWindows フォームアプリケーション / Windows フォームコントロールライブラリ / クラスライブラリ / コンソールアプリケーション / Windows サービス / WCF サービスライブラリ / WPF アプリケーション/ユーザーコントロールライブラリ / 配信サービスライブラリ / SQL Server データベースプロジェクト
- Windows 向けのネイティブ COBOL テンプレート Windows アプリケーション / コンソールアプリケーション / リンクライブラリ / Enterprise Server アプリケーション / ユニットテストライブラリ / WSDL/JSON から作成する Web サービスクライアントアプリケーション / Dialog System アプリケーション(最新化/クラシック)
- Web アプリケーション向けの COBOL テンプレート ASP.NET Core Web アプリケーション / ASP.NET Web アプリケーション / ASP.NET AJAX サーバーコントロール / ASP.NET サーバーコントロール / WCF サービスアプリケーション / WCF REST サービスアプリケーション
- SQL Server、Microsoft Azure SQL Database/V12 のストアドプロシージャをサポート
- COBOL とC#、VB .NET などの複合アプリケーション開発を実現
- WinForm/WebForm ペインタ、COBOL スニペットもサポート
- XAML ベースの WPF ペインタ
- アンマネージドコード・アプリケーションのメモリ内の実データを参照できるメモリウィンドウ
COBOL IDE として Eclipse を利用

- COBOL パースペクティブ、デバッグパースペクティブなど、該当するペインやビューを IDE に表示するパースペクティブ
- プロジェクト処理 開発サーバー上で IDE を使用するローカルプロジェクト / Windowsクライアント上で IDEを使用して Linux/UNIX サーバー上の開発を行うリモートプロジェクト / 共通 COPY メンバーを管理するコピーブックプロジェクト / Micro Focus が提供する COBOL 専用の単体テストフレームワーク MFUnitと連動したユニットテストプロジェクト / 自動ビルド / 従属関係チェック / エンジンとしての ANT / ディレクトリに関するビルド優先順位 / SQL 指令サポート / 複数のビルド構成 / シングルファイルサポート(プロジェクトを作成しなくとも COBOL ソースをダブルクリックするだけで、Visual Studio もしくは Eclipse 上で編集・コンパイル・デバッグ実行までの作業を可能とします)
JVM COBOL
Visual COBOL には Java バイトコードを生成する COBOL コンパイラー「JVM COBOL」が搭載されています。
これにより COBOL ランタイムは Java クラスとして動作し、COBOL アプリケーションは Java のバイトコードとして JavaVM 上で動かすことができるようになり、業界標準のデータセンター運用に準拠したアプリケーション展開を実現します。

高機能 COBOL エディター
- バックグラウンド解析による即時の COBOL 構文解析
- Ctrl + Space 打鍵による自動入力 ビルドインの COBOL コードテンプレート / カスタム定義した COBOL コードテンプレート / 定義済みの変数、ファイル名、段落名、節名等 データの型を認識したリスト表示による誤選択抑止
- 誤入力を自動で補正するAutoCorrect
- 効率的なプログラムアクセス アウトラインビュー(Eclipse 版のみ) / スクロールバー(Visual Studio 版のみ) / 節・段落毎の折りたたみ・展開 / $REGION による折りたたみ・展開ブロックのカスタマイズ定義
- COBOL 文、変数、コメント等を色分け表示
- 一連番号領域及び見出し領域への自動リナンバリング
- COBOL のコーディングフォーマットと連動したスマート編集モード
- COBOL プログラムソース内でのコピービックのインライン展開
- コードの可読性を向上させるフォーマッター機能
- コピー従属関係を反映したプロジェクトビュー
- 任意のブロックをコピーブックへ外出し
- COBOL 方言に合わせた大文字・小文字変換
- 強力な検索・解析機能 COBOL ソース情報検索による COBOL 固有の検索機能 / 定義済みの変数、ファイル、段落、節等のクロス参照 / コード解析機能による COBOL の静的コード解析
- 節・段落間の関係を俯瞰する呼び出し階層ビュー(Visual Studio 版のみ)
- Data File Tool による IDE 上での順、相対、索引ファイルのメンテナンス
- Visual Studio/Eclipse IDE 上でのカバレッジ分析 共通コピーブックの色分け表示
- Visual Studio/Eclipse IDE 上でのパフォーマンス分析
- タブをスペースで置換
大規模プロジェクト対応
- エクスプローラーとアウトラインビューにフィルターを実装
- DLL とEXE の同時リンク
- エディターからファイルプロパティを表示
- ビルドキャンセル機能
- プロジェクトビルド設定の上書き
COBOL 専用デバッガーによるテスト効率の向上
- 各デバッグシーンを想定した豊富なデバッグパターンを用意 Windows ネイティブアプリケーションのデバッグ / .NET マネージ COBOL アプリケーションのデバッグ、他の.NET言語との混合デバッグ可能(Visual Studio 版のみ) / JVM COBOLアプリケーションのデバッグ、JavaをはじめJVM言語との混合デバッグ可能(Eclipse 版のみ) / Windowsローカルアプリケーションへのアタッチデバッグ / 特定プロセスへアタッチデバッグ / Enterprise Server 上で稼動する COBOL サービスへのアタッチデバッグ / Linux/UNIX 上の COBOL アプリケーションへのリモートデバッグ(Eclipse 版のみ) / 異常終了時におけるアプリケーションの状態
- COBOL 向けに作りこまれたデバッグ支援機能 デバッガーの一時停止位置をコントロールする各種機能 / ステップイン、ステップオーバーによるステップ実行 / ブレークポイントによる任意行でのデバッガーの一時停止
→ ヒットカウント、条件付のブレークポイント、ウォッチポイント設定も可カーソル位置までステップを実行 / 特定の変数の格納値が変更されるタイミングでデバッガーを一時停止させるウォッチポイント / テキスト形式や16進表示で変数格納値をモニタリング ステップ位置のCOBOL 文で参照する変数の格納値を参照するビュー / 予め指定した変数の格納値を参照するビュー / カーソル位置にある変数の格納値をポップアップ表示
UNDO デバッギングによるデバッグ実行の再生(x86/64 Linux のみ)
→ COBOL アプリケーションデバッグ、COBOL Enterprise Server デバッグ等で利用可能
→ レコーディングファイルを生成後、別マシンでリプレイも可能 - MFUnit : COBOL 専用の単体テストフレームワーク JUnit 同様 xUnit 系の単体テストフレームワーク / COBOL エントリーポイントのサポート / Native コード、.NET の MSIL コード、Java バイトコードのいずれもサポート / JUnit 互換形式、テキストファイル形式、マークダウン形式、CSV タイミング形式などの結果ファイルの出力が可能 / コマンドラインによる実行が可能
→ CI ツール等による自動実行、並びに JUnit 向けのツールを活用した結果の集計が可能
データドリブンテストに対応
Eclipse、Visual Studio IDE に組み込んだ専用のビューから実行が可能
フロー分析機能による COBOL 資産の可視化
既存の COBOL 資産を継続的に活用するためには、資産内容の把握が重要です。フロー分析機能は、プログラム全体の俯瞰や、データ項目の影響範囲を一覧で確認できるようになります。
プログラムフロー

データフロー

強力なデータベースプログラミング機能
- OpenESQL: 埋め込み SQL 文によるODBC/ADO.NET / JDBC データソースへのアクセス データソース照会と埋め込み SQL 文を自動作成、テストを効率化
共通の埋め込み SQL 文で ODBC、ADO.NET、JDBC のいずれのデータソースへもアクセス可能 / EXEC ADO 構文により、ADO .NET アプリケーションの開発を COBOL で実現 / Pro*COBOL から .NET マネージドへのスムーズな移行を支援する各種機能
- Oracle Pro*COBOL によるアクセス COBOL プログラムから、Pro*COBOL によって、Oracle へのアクセスも可能
(Oracle が提供する Pro*COBOL が必要)/ COBSQL の利用により Pro*COBOL でプリコンパイルするソースに対してもプリコンパイル展開前のソースを直接 Visual Studio 並びに Eclipse 上で編集・デバッグが可能 - DB2 ECM による DB2 へのアクセス COBOL プログラムから DB2 ECM によって、DB2 へのアクセスが可能。プリコンパイル展開前のソースを直接 Visual Studio 並びに Eclipse 上で編集・デバッグが可能
(IBM が提供する DB2 COBOL プリコンパイラが必要)
開発プロセスのモダナイズ
- COBOL 開発に継続的インテグレーション (CI) の導入
- CI ツールを利用したエンタープライズ DevOps プロセスを導入し、システムのリリースを高品質、かつ、迅速に実現
Direct COBOL Web サービス
Visual COBOL の Direct COBOL Web サービス機能 により、サードパーティのアプリケーションを必要とせずに SOAP に準拠した Web サービス並びに RESTful な Web Service を作成、利用および展開することができます。Interface Mapping Toolkit は COBOL リンケージセクション中の COBOL のデータ型を SOAP もしくは JSON の適切な型へマッピングします。SOAP の Web サービスとして公開するのに必要な WSDL や RESTful として呼び出すのに必要な情報を記述した JSON ファイルも自動生成されます。
Interface Mapping Toolkit で作成した Direct COBOL Web サービスは、Web サービス用の SOAP サーバー及び Web サーバーとしての機能をもつCOBOL専用アプリケーションサーバーを使用して展開することができ、COBOL Web サービスを確実に実行するための、スケーラブルなトランザクション環境が提供されます。
また Visual COBOL には、COBOL からの Web サービスの運用のための、Web サービス COBOL クライアントサポートも含まれています。このサポートを使用すれば、標準ベースの WSDL ファイル(.NET や WebSphere で作成された Web サービスなど)または Micro Focus マッピングファイルから、テンプレートの COBOL クライアントプログラムを構築することができます。
Net Express からのマイグレーション機能
Visual COBOLのCOBOLコンパイラーは Net Expressのコンパイラーからの高い上位互換性を持っており、ほとんどの既存アプリケーションは再コンパイルするだけで移行することができます。マイグレーションのサポートには以下の機能が含まれます。
- 既存の Net Express プロジェクトを、Visual COBOL の Visual Studio または Eclipse 形式プロジェクトに自動変換するプロジェクトインポートウィザード
- Net Express で開発された Dialog System のアプリケーションをWindows版の Visual COBOL 環境で稼働させることが可能