屋内の空間情報が活用できる。GeoMation 屋内位置把握ソリューション
概要
GPSの利用が難しい屋内や地下で、人やモノの位置を低価格な機器&設備工事なしで把握。

- 屋内の区域ごとにIoTルーターを配置。対象者はIoTタグを携帯
- IoTルーター⇔IoTタグ間の電波強度を管理PCに送信
- 最も電波強度が強いIoTルーターが配置されている区域に対象者がいると判定
トンネル建設現場での安全管理に
入坑管理や所在管理を行い、高度な安全管理をサポート。
作業員だけでなく、重機などの位置管理・稼働状況把握も可能。
複数の建設現場で導入実績あり。
作業員の実績管理に
作業員の移動を時系列で把握し、作業内容を自動的に管理。無駄の削減に貢献。
*作業員が一か所で複数の工程を担当する場合、サイコロ型IoTデバイス活用工数把握ソフトウェアを利用すると、詳細に実績管理できます。適用例はこちらです。
フォークリフトなどの運転効率向上に
製造業の工場や物流業の倉庫など建屋内で稼働するフォークリフトの動線を分析し、無駄な動きを改善して運用効率を向上。
NETIS登録状況
新技術情報提供システム「NETIS」登録状況(国土交通省)
新技術名称 | 登録番号 |
屋内位置把握ソリューション | KT-160040-A |
特長
低価格な方式を採用
従来方式より機器が低価格なIoT機器を利用。また、高精度な地図やGISソフトウェアも不要なのでコストを抑えた導入が可能です。


設備工事不要で簡単導入
特別な電源が不要で無線ネットワークは自動構築。専用ネットワークや設備工事が不要なので、既存の建物内や工事現場などに簡単に導入できます。

管理画面で一括管理
IoTルーターやIoTタグの登録・設定、人やモノのモニタリング、位置情報の蓄積と出力などWebブラウザー上で簡単に行うことができます。


導入から運用までワンストップで対応
日立ソリューションズは、機器の設置からデータの収集、可視化による分析支援までワンストップで対応します。
機能
位置判定
受信したIoTタグの電波強度から位置を判定します。判定された位置情報は時系列にデータベースに蓄積されるので、後で分析が可能です。
位置表示
IoTタグがどの屋内区域にあるかを図面上および表形式で表示します。
通信やIoT機器の状況を確認
IoTルーターやIoTタグの通信状況、電池残量を確認でき、メンテナンスを効率的に行えます。
※その他必要な機能はカスタマイズで対応します。
設置イメージ

オプション製品
屋内位置把握 データ分析オプション
分析用部品をオリジナルダッシュボードに定義するだけで、エリア滞在時間や作業所要時間などの比率や推移を円グラフや棒グラフで簡単に可視化できます。
1.分析用のグラフ部品を選択するだけでリアルタイムに可視化を実現

2.ダッシュボードをWebで共有することで、だれでも最新情報を参照可能

適用例 製造現場での完成品位置管理
- 製造現場での完成品位置管理
製造過程の製品の位置や、完成後の製品の位置を把握することで、製造工程と完成品の保管場所を管理します。
課題
- 製造ライン上で、どの工程にあるかを簡単に確認したい。
- 製造した完成品(大型製品)を出荷する際、捜索に時間がかかる。
解決イメージ
- 製品を乗せた台車にタグを装着し、工程ごとに設置したルーターから台車の位置を把握。
- 完成品の保管エリアにルーターを設置して、完成品の保管場所を把握。

- 製品がどの工程にあるかが把握でき、進捗状況の可視化が可能。
- 完成品の保管場所を把握しているので、完成品を出荷する際に捜索時間の短縮が可能。
- お客様の生産管理システムとデータ連携により円滑な運用を実現。
ユースケース・適用例
関連ソリューション
関連情報
ニュースリリース
「GeoMation 屋内位置把握ソリューション」に分析業務をサポートする機能を追加(2019/11/13)