これで成長が説明できるアイスバーグ理論【成長マインドセット】

本日紹介する本は、吉田行宏さん著【成長マインドセット】です。

どうしたら、成長できるだろうと考え、この本を手に取りました。

成長をこんなにもわかりやすく体系的に図解で教えてくれる本は今までなかったのでめちゃくちゃ興奮しました。

しかも、小説形式になっていてとっても面白かったです。

  • 成長意欲のある方
  • 向上心のある方
  • 指導者の方

おススメです!!

目次

どんな本?

著者は、吉田行宏さん。

数社の代表取締役をされている方で、元株式会社ガリバーインターナショナルの専務取締役をされていた方です。

話の内容は、仕事に悩む山田さんが、マスターに相談しに行くというもの。

そして、マスターが山田さんに仕事や人生のルールを伝えていくというものです。

5章編成となっていて、

  1. 成長とは何か
  2. 成長を阻害する1つ目のブレーキ
  3. 成長を阻害する2つ目のブレーキ
  4. 成長を促進する1つ目のアクセル
  5. 成長を促進する2つ目のアクセル

このようになっています。

それでは、内容に入っていきます。

成長とは何か?(アイスバーグ理論)

成長したい!

そうは言うものの、何から取り組んだらいいのかわかりませんでした。

この本での答えは、アイスバーグ(氷山)として例えられていました。

氷山は、目に見える部分は氷山のほんの少しの部分であり、目には見えない海で隠れている部分があります。

成長も同じで、成果という目に見える部分の下には、目には見えないものがたくさんあるのです。

この図に大事な点が2点あります。

  • バランスが重要であること
  • 成長しようと思ったら、全てを大きくする必要があること

バランスが重要であること

下の層の意識・想い・人生・哲学を一番大きくする必要があります。

ここでは、接客の笑顔の話がありました。

笑顔(スキル)もあり、おもてなしの心(想い)もあれば、ステキな笑顔になります。

しかし、笑顔(スキル)だけで、そこにおもてなしの心がなければ、作り笑顔になってしまいます。

なので、想いが重要だということですね。

成長しようと思ったら、全てを大きくする必要があること

この内容は、野球選手で例えられていて、大リーグ選手と草野球選手の例が挙げられています。

結果を出せなかったら、即刻選手生命が終わってしまう、大リーグ選手と、土日だけやっていて結果を重視されない草野球選手のスキルや意識が同じでいいはずないですよね。

成長して結果を出したい思えば、成果より下の3つの階層を伸ばせばいいのです。

そして、自分なら何が当てはまるか考えることが重要です。

例えば、

成果:ブログでview数アップ

能力・スキル:ライティングスキル、webマーケティング、SEO対策など

ふるまい・習慣・行動:継続、勉強、粘り強い、習慣化など

意識・想い・人生哲学:希望、夢、プラス思考、高い志など

このような自分が成し遂げたい想いに対して必要なものを取り入れていけば、成果も達成できます。

あなたの取り入れた方がいいものは何ですか?

2つのブレーキ

先程、成長についてアイスバーグ理論で説明しましたが、成長を阻害する2つのブレーキというのがあります。

  1. 悩みブレーキ
  2. 大きな子供ブレーキ

今回は1の悩みブレーキだけ説明します。

悩みを消す5つのポイントというものがあります。

  • ブレーキの存在を知る
  • ブレーキを踏まない覚悟をする
  • 他責にしないは100%
  • 結果は選択できないが、行動は選択できる
  • 関心の輪と影響の輪

ブレーキの存在を知る

これでいいのだろうか?と、自分に制限をかけながら行動している人は多いということです。

例えば、転職を考えながら今の仕事をしている人。

自分がこのような状況になっていませんか?

ブレーキを踏まない覚悟をする

2つ目のブレーキを踏まない覚悟をするでは、期間限定で悩まないということ。

おすすめは2年間ということでした。

2年間まずは全力でやってみて、2年後今の道に進むか、別の道に進むかを決断する。

そうすることで、悩まずに全力で今のものに注力できます。

他責にしないは100%

3つ目の他責にしないは100%では、人のせいにするのではなく、当事者意識を持つということです。

「他の人の考えや行動を変えるのって、難しいですよね。ですから、そう考えて悩んでいても、状況が改善することってあまりないと思うんですよ。それよりは、誰が悪いとか、損だとか考えずに、自分にできることは何だろうって考えて、小さいことでもいいので、やると決めて行動する思考と習慣を身に付けると悩みづらくなっていきます。それに、そのほうが自分の成長にも繋がることが分かっているので、心の健康にとってもプラスなんです」

著書、成長マインドセットより引用

他責にするって、ラクなように見えて、意外とストレスってかかるんですね。

自己責任って捉えるとストレスがかかりますが、自分にできることは何だろうと思うと気が楽になります。

結果は選択できないが、行動は選択できる

4つ目は、結果は選択できないが、行動は選択できるでは、目標でも挙げがちなのですが、〇〇大会優勝、〇〇の資格合格など、みんな結果にフォーカスしすぎです。

結果は相手が関与するので、選択できません、まさに神のみぞ知ること。

この結果の部分にフォーカスするのではなく、自分の行動にフォーカスすることが重要です。

〇〇の資格取得でいうと、

  • 毎日1時間勉強する
  • 3冊の参考書を仕上げること など。

関心の輪と影響の輪

最後の関心の輪と影響の輪は、7つの習慣に出てくる内容です。

簡単にいうと、

関心の輪は、自分が決められないこと。

影響の輪は、自分が決められることです。

例えば、テレビのニュースでもそうなのですが、ニュースに出てくるものは、ほとんどが関心の輪の話です。

  • 芸能人のスキャンダル
  • 政治の話
  • 事件 など

自分には決められないことばかりです。

こういった自分が決められないものに多くの意識を取られている人が多くいます。

改善策は2つしかなくて、

  • 悩まないようにするか
  • 自分の影響の輪を広げるか

どちらかしかありません。

このどちらかの選択をすることで悩みが減ります。

2つのアクセル

2つのブレーキとは別により成長を加速させる2つのアクセルもあります。

  • 自分理念・自分軸アクセル
  • 正しく強い動機アクセル

今回は自分理念・自分軸アクセルを説明していきます。

自分理念、自分軸は説明すると、この図になります。

自分を支えてくれる言葉や考え方の上に、現在、1年後、3年後、実現したいこと、目指すことがありますよ!

という図です。

僕は自分を支えてくれる言葉や考え方のところがあまりにも疎かにしていました。

だから、目標が決まらなかったのかもしれません。

この本のステキなマスターはこのようなものを挙げられています。

・過去と他人は変えられないが、未来と自分は変えられる

・結果は選択できないが、行動は選択できる

・人生我以外皆師なり

・自分が解決できない問題は自分には起きない

・必然必要 THE BEST

・You can’t have everything

・立って半畳、寝て一畳

・命まで取られるわけではない

・人生はゲームだ

・No one is perfect

・死ぬときに「いい人生だった。悔いはない」と言って死にたい

・人生は一度きり、ブレーキは踏まない

・アイスバーグが大きくなることが成長であり自己実現

・自分が受けた恩や愛情は次の世代に返す、バトンタッチする

著書、成長マインドセットより引用

このようなものをもとに、1年後の目標から立てていけばいいとのことです。

たしかに、この軸がないとどんな目標を立てればいいかもわからないですよね。

また、企業にもバリュー、短期目標、中期目標、ビジョン、ミッションがあります。

これは上記の個人の自分理念、自分軸の図と似た構造になります。

自分理念・自分軸と勤めている企業は一緒であれば相乗して成長の成果が出るとのことでした。

勤めている企業が目指すものと自分が目指すものはバラバラなものより、ちかいほうが良さそうですよね。

さいごに

以上が、これで成長が説明できるアイスバーグ理論【成長マインドセット】でした。

成長について少しでも理解が深まったでしょうか?

本ではもっと多くの図と、アクセル、ブレーキについて詳しく載っているので、成長に興味がある方は本編で読んでみてほしいなと思いました。

この本で学んだことで一緒に成長しましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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