SAP SD(販売管理)について

SAPの初心者がSD(Sales Distribution/販売管理モジュール)のトレーニングをしながら気づいたことを覚え書きとして掲載するブログです。基本は私の備忘録です。もしSAPの勉強をしていて同じことで悩んでいたら役立つかもしれません。

SAPの販売管理で、価格設定をするまでの関連カスタマイズ画面

この記事ではSAP SDで、価格を決めるまでに必要な設定画面について述べています。

condition table (条件テーブル) 条件レコードのキー項目を定義したもの。3桁の数字で名前がついている(例;304)

Condition type (条件タイプ) 価格を決定するための計算方式。個数に応じて割引、とか一定以上の重さになったら割増、とかそういう条件。PR00とかK007とか、たいてい4桁の英字数字組み合わせ。

Access sequence (検索順序) 正しい条件にするために、どういう順番で検索するかを規定している。条件テーブルをどういう順番で使うかが定義してあり、Condition Type同様に4桁である。PR02とか。

Pricing procedure (価格決定表) 最終的に価格を決定するために、どういう条件タイプを使うか定義してある。RVAA01のように6桁の英数字である。

※この順番でカスタマイズしていく。(とあるし、カスタマイズ画面の順番もそのとおりなのだけど、実際は検索順序を定義してからでないと条件タイプが定義できないような気がする

あと、Condition record (条件レコード)というのは、価格決定に使われるデータのこと。重さ、とか、地域、とか。

Condition table (条件テーブル) 条件レコードのキー項目を定義したもの

1つの条件テーブルにどんな条件が必要なのか、左側のフィールドにポコポコと追加していく。(なお、条件レコードの右側の一覧は、PgDnキーを使わないとスクロールできないので要注意)

Condition type (条件タイプ) 

PR00とか、価格決定に必要な条件。

詳細画面になると、どのアクセスシークエンス(検索順序)が使われるか、とか手で金額を変更していいか、とか、割引なのか割増なのか、など設定する項目がたくさんある。

Access sequence (検索順序)

SAPお得意のすごいややこしい設定。設定変更したいレコードを右側の画面から選んだら、左側のツリー構造のフォルダをダブルクリックすると、選択したレコードの変更(詳細)画面に遷移する。

これが、詳細画面。検索順序がどうなっているのか、詳細が分かる。この画面でみると、4つの項目からなっている。1つ1つの項目は先ほど設定した3桁の数字からなる「条件テーブル」である。

なお、条件テーブル選択して、右側のFieldフォルダをダブルクリックすると、その条件テーブルに何が含まれているか(何がインプット・アウトプットなのか)がグラフィカルに表示される。

Pricing procedure (価格決定表)

価格決定表もこの画面で詳細を閲覧できる。

価格決定に至るまでに、どんな条件レコード(PR00とか、個数割引とか、顧客割引とか)が使われるかをひたすら定義している。

条件タイプや条件テーブル、価格決定表などの包含関係は以下のとおりです。

これに、顧客価格決定表というキー(アルファベット1文字)を決めて、販売エリアとそのキーをもとに、価格決定表を定義して、顧客マスタから販売エリアと顧客価格決定表をもとに、価格決定表を呼び出す。

受注伝票タイプのカスタマイズ

SAP伝票タイプ
SAPで伝票と言われるものを登録する際は伝票タイプというコードを指定することがほとんどです。受注伝票であれば受注伝票タイプ、出荷伝票であれば出荷伝票タイプ、請求伝票であれば請求伝票タイプというものです。受注伝票のタイプはSAPが標準機能として様々なものを用意してくれています。基本的にはプロジェクトではそれらがビジネス要件に合うかを検討し、SAP標準のものをそのまま使うか設定を変更して使うかを決めていきます(標準の伝票タイプをZ始まりのコードでコピー新規登録がほとんどだと思います)。
受注伝票タイプには一例として以下のようなものがあります。これらを業務に合わせて使用していきます。
・OR 標準受注
・KB 預託引渡 / KE 預託出庫
・RE 返品受注
・FD 無償出荷
・CR クレジットメモ依頼 / DR デビットメモ依頼

受注伝票タイプカスタマイズ
受注伝票タイプのカスタマイズを紹介します。Tr-CD:SPROから販売管理 -> 受注伝票 -> 販売伝票 -> 販売伝票ヘッダ -> 定義:販売伝票タイプとたどっていきます。また、Tr-CD:VOV8でも同じ画面に飛べます。

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以下のように様々な受注伝票タイプが確認できます。
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対象の伝票タイプを選択すると、以下のように細かい設定画面に行きます。標準の伝票タイプ「OR」の例となります。伝票タイプのカスタマイズでは、番号範囲の設定や明細番号の間隔設定、不完全決定表の割当、伝票価格決定区分などを設定することができます。
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画面の下の方では、受注伝票に対する後続の出荷伝票タイプや請求伝票タイプを指定することができます。また、価格設定日を受注登録した日にするか納入する日にするかなどの設定もここですることができます。

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次に、受注伝票タイプに関連して明細カテゴリのカスタマイズを見ていきます。

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受注伝票タイプが受注伝票ヘッダのカスタマイズ設定なのに対して、明細カテゴリは受注伝票明細レベルでのカスタマイズ設定となります。ビジネスデータでは、請求関連かどうかや特殊在庫(受注在庫販売等で使用)に関する設定をします。トランザクションフローでは、受注伝票タイプと同様に不完全決定表を割り当てます。ここでは明細の項目に対しての不完全項目チェックとなります。

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受注伝票タイプ、明細カテゴリの設定が完了したら、受注伝票タイプと明細カテゴリの割当を行います。作成した明細カテゴリがどのようなロジックで決定するかを定義します。標準の明細カテゴリ「TAN」だと、標準受注伝票タイプ「OR」で明細カテゴリグループ(品目マスタに設定)が「NORM」の場合に自動提案されることとなります。受注伝票タイプ「OR」× 明細カテゴリG「NORM」= 明細カテゴリ「TAN」となります。また、TANは自動提案されますが、変更可能なものとしてManual Item CategoryとしてTAP/TAA/TANNなどが設定されています。

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