私の新卒の会社が建機のコマツのシステム子会社でした。コマツは20年以上前からIoT開発をしている。なので日本のIT会社は欧米の基本技術+αで付加価値はいくらでも出せると感じる。コマツではもともと、建機にGNSSアンテナを取り付けて自動制御することで、作業の自動化と工事現場の生産性向上に取り組んできたが、建機による施工は作業全体のごく一部に過ぎず、生産性向上への貢献度に限界があった。そこで取り組んだのが、ドローンによる地形測定や3D点群データによる地形の3Dデータ化による「建設現場全体の見える化」だった。この取り組みをさらに進めていく上では、コマツの建機以外にも、他社製のものも含めさまざまな機器からデータを収集する必要がある。そのために考案されたのが、IoTオープンプラットフォームである「LANDLOG」であり、ランドログはこのプラットフォームを使ったソリューションの開発のために設立された。「LANDLOGは、建設現場のモノから吸い上げた多種多様なデータを加工して“コト化”し、APIを通じてアプリケーションに提供する。このAPIはオープン化されているため、さまざまなサードパーティによるアプリケーションが生まれることが期待されている。現在弊社では、このアプリケーションの開発や、現場で利用されるIoTのエッジソリューションの提供を行っている。