5Gとは?

5Gとは?

5Gとは移動体通信システムの第5世代モデルのことです。5Gの特徴は以下のとおりです。

高速大容量:4Gの約20倍の20Gbpsの速度で高精細動画やAR、VRを活用できるようになります。

多数同時接続:1㎢(東京ディズニーランド約2つ分)で約100万デバイスの接続が可能になります。

低遅延:基地局との間の伝送遅延が従来の約1/10の1ミリ秒以内。データのリアルタイム処理によって、自動運転や遠隔手術なども可能になります。

5Gにより、よりリアルなVR・AR体験や、従来のクルマEVクラウドを接続して自動運転を可能にし、工場内の機器や倉庫の自動化などが可能になります。5G技術は、インターネットと家電などのモノを繋ぐIoTにも不可欠な存在で、ブロックチェーンやクラウド、AIなどともネットワークで繋がっていきます。

ローカル5Gとは?

以前の無線通信サービスは、免許のない事業者は使えませんでしたが、5Gからは認可されれば企業も5Gを整備できるようになります。これにより、自社工場や自動倉庫、病院などの場所で5Gを使用することができます。

そこで使うのがエッジサーバーという、クラウドとの中間点に設置するサーバーです。エッジサーバーを設置することにより、インターネット経由のクラウドサーバーからの返答を待たずに、自社内のエッジサーバーのみでデータのやり取りができます。そのため、処理の高速化やコストの削減にも繋がります。

また、医療の分野では遠隔医療の時に医師同士 をサポートしたり、病院内待合室の電子掲示板をリアルタイムで管理したりできるようになります。このように、オリジナルの5Gシステムを構築できるのが、ローカル5Gです。

5G参考事例

5Gを実際の現場に利用した例では、富士通のページに画像処理による異常を発見する取り組みが紹介されていました。
https://blog.global.fujitsu.com/jp/2019-10-01/01/

ここでは、製造作業全体5Gでネットワーク化し画像化、ミスをした作業を発見して指摘することができます。また、農場全体を5Gネットワーク化し、画像管理をし、害虫病の被害状況をリアルタイムで把握しています。

先ほど少し紹介した、工場や医療関係の現場でも、リアルタイム処理によりデータの解析や治療に役立てていました。5Gでは、高速にリアルタイムに結果が帰ってくることが一番のメリットと言えそうです。

まとめ

5Gに関しては、日本では東京オリンピック2020でVRを使った目玉技術になっていたので、コロナ騒動により梯子を外された感じになってしまいました。NTTドコモなどの大手キャリアは、5Gサービスを開始してスマートフォンを発売しましたが、イマイチ盛り上がりに欠けています。

5Gからいきなり話は飛びますが、5Gの次は海底光ケーブルが重要な技術になってきていて、既存のアメリカ、日本、フランス以外にも最近では中国が勢力を伸ばしてきています。

世界のインターネットの大部分は海底光ケーブルを通って通信しているので、ここで中国に覇権を握られたら大変という訳です。同じように、5Gでも中国の通信大手ファーウェイをアメリカが閉め出すという行為に出て、日本や各国がそれに賛同しています。

世界ではかなり普及している感じの5Gですが、日本では移動通信としての5Gはまだまだこれからです。しかし、ローカル5Gの分野は日本の各企業が熱心に取り入れようとしています。ローカル5Gは、生産・製造現場をより少ない人員やコストで回すことができます。また、AIやビッグデータと連携することにより、そのためのヒントを得る事ができます。

また、今回のコロナ騒動もローカル5Gの普及に拍車を欠けています。各現場の自動化が進めば、社員は自宅やサテライトオフィスで生産現場を管理することも可能になってきます。もちろん、全ての人が遠隔で仕事ができるわけではありませんが、オフィスや現場での仕事がより明確化され、問題点も探しやすくなります。 そのため、結果的に効率化に貢献し、コスト削減にも繋がります。このように、5G移動体通信とローカル5Gは今後も注目の分野です。

参考URL:

https://blog.global.fujitsu.com/jp/2019-10-01/01/

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中