冬コミケのマナー

各地でさまざまなイベントが実施されるこの時期。中でも局地的に熱いのは年末恒例となった、通称冬コミ!世界最大規模の同人誌即売会「コミックマーケット97」がいよいよ本日12月28日より東京ビッグサイトで開催されますが、参加者の方は明日に備えて準備万端といったところでしょうか?コミケの事前準備では、まわり方のシミュレーションが重要に!

そこで今回ご紹介するのは、日本ブレーンキャピタル株式会社がアニメとマンガ好きな男女を対象に行なった「コミケ会場に関するアンケート調査」。こちらによると、コミケに行く準備として心掛けていることの調査結果は、以下の通りとなりました。

・コミケに行く準備として心掛けていること
スケジュール調整……52.7%
軍資金の調達……42.5%
会場内のまわり方のシミュレーション……35.9%
身だしなみ……30.2%
汗・ニオイ対策……20.4%

「スケジュール調整」「軍資金の調達」はコミケに馴染みがない人でも想像がつきそうですが、ほかは解説が必要な事項かもしれません。

まずその前に知ってほしいのは、コミケに訪れる人の数。今年の夏に開催された「コミックマーケット96」は、開催期間4日間で延べ73万人(主催者発表)。1日当たりだいたい18万人が訪れた計算となりますが、入場するための待機列は約1.5キロまで延び、トイレに行くだけでも大変な行列となりました。また人が多すぎて携帯電話の回線がパンクし、スマホが使えなくなる事態に。

そこで重要となるのが「会場内のまわり方のシミュレーション」。トイレの位置をしっかり把握し、同行者とはぐれたときの待ち合わせを確認するといったことがとても重要になるのです。また人の熱気による「汗・ニオイ対策」も重要。夏に比べればマシですが、冬場でも油断はできません。

一見さんはハードル高いイベントなのです。 電話帳のようなカタログは、コミケビギナーこそ必ず読むべし

続いて同調査が調べたのは「コミケを120%楽しむために必要なマナー」。これだけ多くの人が訪れる祭典なので、来場者はしっかりとマナーを守らないと大きな混乱が起こります。それを防ぐべく、どんなマナーが重要となるのでしょうか?結果は次の通りです。

・コミケを120%楽しむために必要なマナー
列に割り込まない……63.1%
身だしなみ……39.6%
カタログの熟読……32.8%
汗・ニオイ対策……31.7%
徹夜厳禁……27.3%

1番多かったのは「列に割り込まない」。夏に発生した、炎天下の中での1.5キロもの待機列。それを乱す人が数人でも存在すると、あっという間に大混乱となるのは一目瞭然です。イベントを存続させるためにも、スムーズな運営に協力するのは必然なのです。

続いて多いのは「身だしなみ」。これは前述の「コミケに行く準備」にもランクインしていましたが、汗を拭くタオルを持参したり、しっかりお風呂に入って清潔にするといったことが重要となります。つまりそのまま「汗・ニオイ対策」にも通じているのです。

そして3番目に多かったのは「カタログの熟読」。コミケでは毎回電話帳のようなボリュームでカタログが販売されます。冊子版は事前販売でも2200円(税込)とけっこうなお値段ですが、主催者は参加者にカタログの熟読を推奨。その理由は毎年異なるコミケの運営方法や会場の地図を把握してもらうことで、当日の混乱を防ぐことにあります。それだけコミケを楽しむには事前準備とノウハウが重要となってくるのです。

とにかくコミケは素人が簡単に太刀打ちできるほど、やわなイベントではありません。軽い気持ちで何の事前準備もなしに足を運ぶと、周りも迷惑します。じっくりシミュレーションと事前準備を念入りにするのが不可欠なのです。

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